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自分の性格
匿名さん
1日前
言葉選びに気をつけてきたからこその悩みです😿
私はできるだけ人を傷つけない優しい人になろう。と幼稚園の時に決めました。そこから「嫌だ。」「無理。」どちらの方が相手を傷つけないかな。など言葉や表現方法を気にして研究しながら今までずっと生きてきました。そのせいか人の言葉や表現にいちいち気になってしまい、例えば友達が外人という表現をした時外人て差別用語なのにと心の中でずっともやもやしてしまいます。できるだけ言わないようにはしているのですか、心を許した相手となるとつい口が滑ってしまいその表現好きじゃない。など言ってしまいます。 また、相手を傷つけない言葉選びを意識してきたからこそ逆に相手が傷ついてしまう言葉も一緒に覚えてきたので喧嘩してついかっとなった時相手を最も傷つける言葉や言い方で言ってしまいます。目指してた姿はこれではないのにどうしたらいいでしょうか?
不安ストレスコンプレックス
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佐藤 真紀 さんの専門回答
9時間前
「日常の言葉に関しても気を配り、できるだけ優しい人でありたい」と思ってきた
#不安 #ストレス #コンプレックス
匿名さんこんにちは。 あなたのメッセージを読んで、まず最初に思ったこと。 それは「あなたは本当にやさしい人だな」ということでした。 幼いころから「人を傷つけたくない」と決めて、言葉一つひとつに気を配りながら生きてきた。 それは、決して簡単なことではありません。 でもそれをずっと続けてきた匿名さんには、深いやさしさと人への思いやりがあると心から思います。
[今回の悩み]
幼稚園の頃から「人を傷つけない優しい人になりたい」と心に決め、言葉や表現を意識して生きてきた。 その結果、人の使う言葉にも敏感になり、差別的・攻撃的と感じる表現に強く反応してしまう。 心を許した相手にはつい指摘してしまい、また、喧嘩になると「相手を一番傷つける言い方」をしてしまう自分に落ち込む。 自分が目指していた“やさしい人”とはかけ離れた状態に思えて、どうすればよいかわからないと感じている。
[悩みの原因・分析]
この悩みには、いくつかの要素が重なっているように思います。 【やさしさ”の原点】 「人を傷つけないで生きたい」という信念は、匿名さんが持つ繊細さや共感性の高さから生まれたものではないでしょうか。 でも、完璧を目指せば目指すほど、自分の中で「やさしくない自分」に厳しくなってしまう傾向が出てきます。 【他者の言葉への敏感さ】 他人の言葉にモヤモヤするのは、それだけ「言葉の重み」を知っているから。 でも、“誰かを否定したくない”気持ちと、“どうしてそんな表現するの?”という怒りのはざまで、逆に自分がすり減ってしまっているのではないでしょうか。 【喧嘩のときに傷つける言葉を選んでしまう】 これは、言い換えれば「匿名さんの頭の中に相手を傷つける情報が“載ってしまっている”」から起きることです。 決して性格が悪いのではなく、「それを知っている自分が一番つらい」のです。
[やってみましょう!]
やさしい人ほど、怒りや傷つきやすさに悩みます。 でも、怒りもまた“あなたが大切にしている価値”が脅かされたときに生まれる自然な反応です。 やさしくあることと、自分の怒りに気づくことは、どちらも持っていてもOKなのです。 ◎ステップ1:「怒りの奥にあるもの」に目を向けてみる 怒りが湧いたときに、こんなふうに自分に問いかけてみてください。 「私は、何を大切にしたかったから、こんなに怒っているんだろう?」 「どんなやさしさが踏みにじられたと感じているのかな?」 こうして“怒りの奥のやさしさ”に気づくことで、少しずつ自分を責めなくてすむようになります。 ◎ステップ2:「言葉で傷つけた自分」を責めすぎない たとえ相手を傷つけてしまったとしても、それを「よくなかった」と感じている時点で、あなたはもう“やさしい人”であり続けています。 言葉は選び直せます。 だから、「言い直す」「後から伝える」「次は違う伝え方をしてみる」ことで、自分のやさしさを取り戻していくことができます。 ◎ステップ3:「100点満点のやさしさ」から卒業する 匿名さんは今まで、「傷つけない完璧なやさしさ」を目指してきました。 でも本当は、「ときどき不器用でも、心から誰かを大切にしたいと願うやさしさ」の方が、人の心に届くものです。 「間違うことがあっても、やさしくありたい」 その気持ちさえ持ち続けていれば、匿名さんはもう充分すぎるほどやさしい人です。
このように、「人を傷つけたくないのに、うまく伝えられない」と感じているとき、カウンセリングでは次のようなサポートができます。 ・“完璧なやさしさ”から、“人間らしいやさしさ”への視点の切り替え ・怒りや指摘の裏にある“守りたい価値観”の整理 ・感情の伝え方や表現方法のトレーニング ・他者との関わりで傷つかずにすむ“心の境界線”のつくり方 自分の気持ちを丁寧に扱うことで、他人にもより自然なやさしさを向けられるようになっていけます。 匿名さんが目指してきた「やさしい人」は、 “いつも完璧で傷つけない人”ではなく、 “人を大切に思い、自分の不器用さも受け入れながら、歩み寄ろうとする人”なのだと思います。 今の匿名さんは、その姿にちゃんと確実に近づいています。 怒ってしまっても、傷つけてしまっても、「違ったな」と気づいてくれる自分がある限り、それは十分にやさしさです。 どうか、自分の中の“いちばんやさしい自分”と、仲直りしてあげてくださいね。 匿名さんのやさしさが、もっと軽やかに、自由に広がっていきますように。