お話の詳細
対人関係
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3日前
どうしたら丁度いい関係性を築けるのか
私は今大学生です。諸事情で休学、復学しており同級生よりも年上です。仲の良い子や話せる子はいるのですが、その子たち以外の人との関わり方に悩んでいます。年齢のこともあり、きっと怖がられているんだろうなと思っているのですが、(そのような会話を聴いた)私も自分から進んで話しかけたりできません。明るくしようとしても、嫌な未来を想像して、行動できなくなってしまいました。私は前方の席で授業を受けたり、少人数の講義でも私が近づいたら嫌だよなと考えてしまい、変に距離を空けて着席したりしてしまい、余計距離感ができた気がします。向こうには「何あの人」と思われてるのかな…なんて考えます。敵意とかないのに…。私と一緒のペアになりかけた時は変に沈黙が生まれて、緊張感があります。この先のゼミも一緒になったら、すごい疲れてしまうだろうなと思います。現在ストレスも大きく、せっかく復学したのに学校行くのが辛くなっています。嫌われてるだろう相手、気まずい相手にどういう対処をしたらいいんでしょうか…。私は昔からそこまで仲良くない苦手だなと思う相手には案の定いじめまでは行かないですが、変に悪口言われたりしてました。自分が黙ってるからって自由に喋る相手にはムカつくけど、私も意識して余計関係をこじらせる自分の性分に原因があるんだろうなと思います。今後のためにも自分の性分も直したいです。私はどうしていけばいいのでしょうか…。
不安人間関係友達ストレス性格大学生
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専門家プロフィール
鯨井 薫 さんの専門回答
2日前
半見知りの関係
#半見知り #距離感 #沈黙 #緊張感 #気まずい
sheepさん、こんにちは。臨床心理士・公認心理師の鯨井と申します。 大学に復学し、仲の良い人や話せる人ができた一方で、そうではない人たちとの関わりかたに悩まれているのですね。 sheepさんのお話を拝読し、私なりに考えたことをコメントさせていただきますね。
[今回の悩み]
sheepさんは大学を休学され、その後復学されたこともあり、同級生はみなさん年下の方です。その中でも仲の良い人やお話できる人ができたのですがそうではない人たちとどのようにかかわったらよいのか悩んでいます。 これまでにも、そこまで仲が良くない相手から、悪口を言われたという経験があり、今回はそういった相手に対して自分から離れた席に座るなどして距離を置いています。しかし、そういった行動のために余計に距離感が生じた感じがしたようです。ペアになりかけたときには変な沈黙から緊張感が生まれたり、この先ゼミでも一緒になることを想像すると「疲れるだろうな」と思ったり、これらが積み重なったストレスで、学校に行くこともつらく感じているようです。
[悩みの原因・分析]
今回、同じ学校に通う仲が良くない人との関わりにsheepさんは悩まれています。 その理由として ①これまでも仲が良くない苦手だなと思う相手から悪口を言われたことがある。 ②sheepさんの年齢が上ということから「怖がられているんだろうな?」と感じ、実際にそういった会話を聞いた ③明るくしようとしても嫌な未来を想像して行動できなくなってしまう ことが挙げられるかと思います。 確かに過去に起こった嫌な出来事に対して、同じようなことを繰り返さないようにするため、それと似たような出来事が生じた際には避けたり逃げたりといった回避行動をとりやすくなります。sheepさんは「仲の良くない人と距離をとる」という行動をされています。それは、自分の中では理由があっての行動ですが、行動をとられた側はその理由を知らないため、もしかしたら「距離を取られている」と感じ、「なんで距離をとるのか?」と怒りから悪口を言ったり、「あまり関わってほしくないのかな?」と自らも距離を置くかもしれません。sheepさんも相手の行動からそういった雰囲気を感じ取り、「余計関係をこじらせている」と考えています。「自分の性分」という表現をされていますが、その性分について考えてみたいと思います。
[やってみましょう!]
sheepさんのお話の中で、いくつか気になった文章がありました。 ・明るくしようとしても、嫌な未来を想像して、行動できなくなってしまいました。 ・余計距離感ができた気がします ・向こうには「何あの人」と思われてるのかな…なんて考えます ・私と一緒のペアになりかけた時は変に沈黙が生まれて、緊張感があります ・この先のゼミも一緒になったら、すごい疲れてしまうだろうな もしかしたら、これまでの経験もあり、今回sheepさんのなかで、「仲が良くない相手からは嫌われるに違いない」「今回も嫌がられているかもしれない」「ゼミが一緒になるとこの先の学校生活はつらいものになる」といった認知のフィルターがかかっているのかもしれません。sheepさんは「性分」とされていましたが、「認知の歪み」が生じ、そのために行動が制限されたり、嫌な気持ちが生じていることが考えられます。 sheepさんの考えていることは合っているかもしれませんが、sheepさん自身がそう思っているけど実際には違うのかもしれません。現在の出来事について、自分の考えていることと併せて「この出来事に対する客観的な考えはないだろうか?」と振り返ってみると、「~に違いない」「~でないとならない」といった自分自身の思い込み(自動思考)が働いていることが考えられます。
カウンセリングでは、ある出来事に対して、「こう考えて、こうゆう気分になったけど、他に考え方はないだろうか?ほかの考え方をすると気分はどうなるだろうか?その結果行動はどうなるだろうか?」という振り返りを行い、自分の中の認知の歪みに気づき、修正することで物事を客観的な視点からも考えられるようになり、以前のような嫌な気分に支配されにくくなるという認知行動療法を行うことがあります。自動思考はこれまでの経験などから気が付かないうちに自分の中に染み付き、あたかもそれが正しいかのように思っていますが、冷静に振り返ってみると主観的だったり、無理やりのこじつけだったりします。sheepさんが今回のコメントを読まれて、認知行動療法に興味を持たれましたら、本やインターネットなどいろいろなところで紹介されていますので、ぜひ一度調べて見られてください。一人でもできる認知行動療法の本やアプリも出ています。 そして、もし必要な際にはカウンセリングをご利用してみられることをおすすめします。sheepさんが毎日を気分よく過ごせますよう、心よりお祈り申し上げます。