gaocさんは、新卒から続けてきた保育士の仕事がトラウマとなり、保育をすること自体が怖いと感じています。少しのミスでも過剰に気にしたり、パニックになったりしてしまいます。転職活動をしようとしても「どうせ自分なんかできない」と考えてしまい踏み出せません。周囲の友人が正社員として働いていることと自分を比較してしまい、悔しさやストレスを感じています。

gaocさんの場合、以下の要因が複雑に絡み合っていると考えられます。 ・職場環境によるトラウマ: 保育士という仕事は、人間関係、長時間勤務、多忙さ、理不尽なクレーム、体力の消耗が激しいなど、多くのストレス要因を抱える典型的な感情労働の現場と言われています。このような環境下での経験が、gaocさんにとってトラウマとなり、「保育をすることが怖い」という感情に繋がっていると考えられます。 ・完璧主義とミスへの恐怖: 少しのミスでも過剰に気にしてパニックになる傾向は、真面目さや責任感の裏返しですが、それが過度になると自己を追い詰める要因となります。 ・自己肯定感の低下: トラウマ体験や、転職活動がうまくいかない経験、そして周囲との比較によって、「どうせ自分なんか、自分にはできない」という自己否定的な感情が強まり、自己肯定感が著しく低下しています。 ・燃え尽き症候群の可能性: 長期間にわたる過度なストレスと疲労は、燃え尽き症候群（バーンアウト）を引き起こし、意欲の低下や無力感につながることがあります。

まず、トラウマになった出来事について分析し、具体的な対策を講じてみましょう。そして、この状況を打開するために、以下の行動を検討してみてください。 １．心身の回復を最優先にする: ・医療機関への相談: まずは、心療内科や精神科を受診し、現在の心身の状態について相談してください。トラウマ、パニック、ストレス症状の改善には、専門医のサポートが不可欠です。 ・十分な休息: 今の状況で無理を続けることは、心身の健康をさらに悪化させる可能性があります。まずは、休養をしっかり取り、心身の回復を最優先に考えましょう。 ２．自己肯定感の回復と「できる」感覚の醸成: ・小さな成功体験を積み重ねる: 転職活動や新しい仕事への大きな一歩が踏み出せない場合でも、まずは日常生活の中で達成可能な小さな目標を設定し、それをクリアしていくことで「自分にもできる」という感覚を取り戻しましょう。 ・自分の強み・価値を再確認する: 保育士としての経験は、コミュニケーション能力、観察力、対応力など、他の仕事でも活かせる多くの強みがあるはずです。これまでの経験を振り返り、ご自身の強みを再認識する機会を設けてみましょう。 ３．働き方の選択肢を広げる・試す: ・単発アルバイトでの経験: いきなり正社員の転職を目指すのが難しい場合、単発のアルバイトなどで、ご自身に合う業界や仕事を試してみるのも良いでしょう。これにより、自分の人付き合いやストレスの許容範囲を見極めることができます。 ・これまでのキャリアとの組み合わせ: 例えばベビーシッターや家事代行など、これまでの保育士としてのキャリアを活かしつつ、全く別の働き方を組み合わせることも可能です。ご自身のストレスの許容範囲や人付き合いの傾向を見極めながら、新たな働き方を模索してみてください。 ４．人との比較を手放す: 周囲の友人が正社員として働いていることとご自身を比較してしまい、悔しさやストレスを感じていらっしゃるようですが、人にはそれぞれのペースやタイミングがあります。他者との比較ではなく、過去のご自身と比べて、一歩でも前に進んでいる点を見つけ、ご自身を認め、褒めてあげてください。

gaocさん、保育士として頑張ってこられた経験は、決して無駄になることはありません。もし挫折感を感じておられるとしても、それは責任感と優しさを持っている証です。 今の苦しい状況は、あなたが弱いからではなく、これまでの環境が過酷だったからです。専門家のサポートも受けながら、トラウマになった出来事を整理し、心身の回復に努めることも検討してみてください。 この投稿を通して、ご自身のキャリアに対する漠然とした不安が少しでも明確になり、具体的な行動への一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。ご自身のペースで、自分らしい働き方を見つけていくことを、心から応援しています。