「最近、部活の先輩が前よりも冷たくなった気がして、ふと聞こえた会話の内容から、自分のことを悪く思われているのでは…と不安になってしまった。仲が良くなるほど無意識に態度が雑になってしまう自分の傾向も心配で、今では他の友人にも嫌われているのではないかと感じてしまう。以前のように先輩たちと仲良くしたいけど、怖くてどう動いていいかわからない」 そんな気持ちでなしの種さんは今、心がモヤモヤしているのですね。

まず、あなたが感じている「モヤモヤ」の正体は、「誤解されているかもしれない不安」や「人との関係が壊れてしまう怖さ」からきているように見えます。 そしてもう一つ、「無意識のうちに雑な態度になってしまう自分」に対しての「自己嫌悪」や「後悔」の気持ちもあったりしませんか？ 不安と自己否定が重なると、「誰にも嫌われてしまうかもしれない」という気持ちがどんどん大きくなっていきます。 それは、なしの種さんが人とのつながりを大切にしている優しい心の証拠です。 そして、仲良くなった人ほど気を許してしまうのも、心を開ける強さを持っているからこそ起こる自然な反応だったりもします。

ここからは、少しずつモヤモヤを軽くしていくための方法をご紹介しますね。 ◎ステップ1：自分の気持ちを整理する 「先輩に嫌われたかもしれない」という不安は、事実かどうか分からない“仮定”の部分が多いです。 一度、紙やスマホのメモに「本当にあったこと」と「想像していること」を分けて書いてみてください。 →例：「〇〇という言葉が聞こえた（事実）」／「私のことを言っていたと思う（想像）」 これだけでも、感情に飲み込まれにくくなります。 ◎ステップ2：少しだけ「行動」にうつす 勇気が出るようなら、先輩に「最近あまり話せていなくて寂しいな」とさりげなく伝えてみるのも良いですし、まずは「おはよう」や「今日の練習お疲れさまでした」など、軽い挨拶を自分から続けてみることも関係修復の第一歩です。 言葉よりも“いつも通りに接する”ことが、相手に「嫌っていないよ」のメッセージになります。 ◎ステップ3：自分を責めすぎない 「仲良くなるほど雑になる傾向がある」と自分で気づけているのは、とても素晴らしいことです。 気づけた分だけ、これから変えていけます。例えば、「仲がいい人ほど、ちゃんと“ありがとう”や“ごめんね”を伝える」と決めてみるのも、自然な変化につながります。

このようなお悩みを一人で抱えていると、どうしても「考えすぎてしまう」「自分が悪いのかも」と思い込みがちになります。 カウンセリングでは、その気持ちを安心して話せる場があります。 そして、一緒に考えていくことで、 ・モヤモヤの原因がクリアになったり ・自分の気持ちの扱い方がわかってきたり ・人との関わり方に自信が持てたり と、少しずつ心が軽くなっていきます。 また、コーチング的なサポートでは、「どうすればもっと心地よく人と関われるか」「本当はどんな自分でいたいのか」などを、一緒に具体的に考えていくこともできますよ。 なしの種さん、お悩みは一人で背負い込まないで下さいね。