主治医からの勧めにより、リワークへの通所を継続されていたという、えぴせんさん。ところがGW前から帰省や体調不良が重なってお休みが続いて以降、リワークに行くのが怖くなってしまったのですね。他の利用者さんとの関係性も良く、リワーク自体は楽しめているため、一度行ってしまえばまた継続していけるのではと感じていらっしゃるようです。

まだ体調が万全ではない中、職場復帰を見据えてリワークへ通われていたとのこと。本当に頑張ってこられたのですね。主治医からの勧めがあってもなかなかその一歩を踏み出せない方も多い中、自分で手続きをしてリワークを開始されたというのは、それだけでもすごいことだと思います。学校でも職場でも、一度休みが続いてしまうとその後に戻るのが怖いというのは、誰しもが持つ感情です。せっかく楽しい時間を過ごせていたリワークを再開するために、どんなことができそうでしょうか。一緒に考えてみましょう。

しばらくお休みが続いた後にリワークに行こうとして足が動かなくなってしまった時には、どのような怖さや不安が心の中にあったでしょうか。お休みをしていた分、遅れを取り返すのが大変かもしれない、知っている利用者さんが減っているかもしれない、など色々な不安があったことと思います。もしくは、特に理由がないけれども漠然とした不安感が大きくなって、どうしても足が向かなくなってしまったのかもしれません。そんな今の状態や素直な思いを、一度リワークの職員さんに話して相談してみるのはいかがでしょう。あなたの状態も把握してくださっている職員さんと話すことで、不安に感じていた点が解消して、また行ってみようという前向きな気持ちになれるかもしれません。 家を出る時にどうしても恐怖心が出てしまうというようであれば、朝の外出時にご家族に付き添ってきてもらうというのも一つの方法です。ご家族に事情を話し、協力してもらうことは可能でしょうか。もちろんご家庭によって様々なご事情があるかとは思いますので、無理のない範囲で検討して頂ければと思います。朝出る時の不安感が一番高いようであれば、家を出る時にもう一度電話しても良いかどうか職員の方にお願いしてみるというのも良いかもしれません。今は周りの人に頼っても良い時です。ご自分の体調とも相談しながら、上手にサポートを活用していけると良いですね。 また、リワークに行くことへのリハビリとして、まずは朝の同じ時間に家を出る練習をするというのも良いのではないでしょうか。リワークへ行くのと同じ時間設定で外出の準備を整え、どこか気分転換になるようなカフェや図書館を目的地にしてとりあえず出かけてみる。それだけでも、ずいぶんと心の準備運動になると思いますよ。ずっと家の中にいて一人で色々と考えているとネガティブな方向についつい思考が偏ってしまうということもありますので、リフレッシュも兼ねて、もし良かったら試してみてくださいね。

リワークへ戻ることへの不安な気持ちに加え、もともとの会社での職場環境や人間関係など、復帰に向けて抱えているストレスは様々だと思います。復職にあたってご自身の性格や働き方についてじっくり振り返って考えてみたいというご希望がありましたら、カウンセリングも役に立つかと思います。必要な時には、ぜひカウンセリングの利用もご検討ください。 せっかく楽しく通えていたリワークですので、無理のない範囲でまた続けていけると良いですね。うまくいきますように、応援しています。