小さい頃に暴力を振るわれていたことがある影響から、お母様のことが好きになれないというつつむるさん。今はお母様からの愛情を感じてはいるものの、どうしても好きになることができず、こんな自分はおかしいのだろうか？というお悩みを投稿してくださいました。

つつむるさんは子どもの頃にお母様から叩かれたり、物を投げられたりしていたとのこと。とても辛く、傷ついた経験だったことと思います。今は安全な環境で過ごせていますか。傷などはないでしょうか。たとえ今はそのような暴力がなかったとしても、過去に傷ついた心がまだ癒えておらず、お母様のことを受け入れられないというのも自然な感情だと思います。それだけ、受けた傷が大きいということです。決してあなたが変だとか、おかしいということではありません。これからも続く親子関係、どのように捉えていったら良いでしょうか。

つつむるさんが今おいくつ位の方なのか、投稿内容からは判断できませんが、今はもう大きくなってお母様の言動に怯える毎日を過ごしている訳ではないということでしょうか。日常的な暴力がなく、きちんと食事ができて安心して過ごせる環境にいらっしゃるのであれば、良かったです。もし今もお母様から叩かれたり、ひどい扱いを受けているというようなことがあれば、警察に駆け込んだり、一人暮らしをしてお母様とは物理的に距離を取ったりして、心身の安全を確保するようにしてくださいね。 親子であっても、どうしても相手のことを好きになれない、受け入れられない関係性というのは存在するものです。ましてやつつむるさんの場合は過去に暴力を振るわれていた経験があるとのことですので、お母様のことをどうしても丸ごと受け止められないのは当然のことです。今はまだ難しいかもしれませんが、いつか自分でもその時の悲しかった気持ちや傷ついた心を表現できるようになり、お母様と話ができる時が来れば、自分の素直な思いを伝えてみるというのも一つの方法です。もしかしたらお母様も当時、慣れない子育てで精一杯で余裕がなかったり、ストレスフルな環境にいたりしたのかもしれません。大人になって相手の状況を知ることで、改めて理解し合えるという可能性もあります。それがいつになるかは分かりませんし、無理して話をする必要もないかと思います。もしご自分でそのタイミングだなと思う時が来れば、話をしてみるというのも検討してみても良いかもしれません。 また、つつむるさんがお母様に対してわだかまりの気持ちが残っているというのは、過去の傷付いた気持ちをずっと抱えたまま生きていらっしゃるということかもしれません。それはとても辛いことですし、今後何かあった時にその気持ちが噴出してくるということもあります。もし機会があればカウンセリング等を通じて当時の辛かった気持ちを表現したり、傷ついた経験を振り返ってみることで、改めて自分自身を見つめ直すというのも意味があるのではないでしょうか。人は自分自身について理解を深めたり、過去の辛い経験について誰かに話をしたりすることで、心の重荷を降ろすことができます。もし今後そういった機会があれば、カウンセリングの利用というのも考えてみても良いかと思います。 その上で、どうしても実の親とそりが合わない、理解し合えないというのであれば、自分の方から距離を取るという選択を取ることもできます。本当に縁を切って今後一切関わりを持たないでいるために、戸籍を抜く人だっています。家族の形も人それぞれ。つつむるさんが将来、自分自身の家族の形を見つけていければそれはそれで素敵なことだと思います。

もちろんこちらでもオンラインのカウンセリングが利用できますので、必要な時には是非ご利用くださいね。自分の心に素直になり、あまり思い詰めることのないようにしてほしいなと思います。どうぞご無理のないようにしてください。