妻が手放したもの
先日の続きになります。
妻がパートの面接で受かって帰ってきたのですが、
面接者に17年ぶりの仕事になる事を、ブランクが
長いですねって言われて帰ってきたところから始まります。
妻はこの17年、色々なものを手放して来たと言います。その点、私は仕事も、趣味も私生活も手放す事なく今がある。自分の犠牲の上に成り立っている、と。
こうやって私が私として成り立っている、この社会構造が憎いと。男性優位で女性が低く、こうやって出産育児を終えて復帰しようにも、そういった女性を
受け入れる構造がない。何で命懸けで子供を産んで
育てたのに、男・私は命もかけることなく、やりたい事というか、集中すべき事に集中できるが許せないという感情のようです。
もう自分は退職金を貰えるような働き方はできない。そうなるまで17年間過ごして、立身出世もなく、子供が自立すれば何も残らない・得たものがない今の状態になってしまった、と話しています。
私は、私のフォローが足りなかったと思っていますが、まだ足りない・自覚が妻から見て足りないといった風に見えていて、かける言葉が見つかりません。
何を言っても私が言えることではないし、もう取り戻しもできない事であり、未来に向けて何を見いだしてあげたらいいのかわかりません。
話し合っても過去の私の過ちに触れる部分は当然だと思いつつ、このまま、妻が妻自身の人生を後悔するマインドでいるのはとてもつらい日々だと思い、カウンセリングを受けた方がよいのではないか、でも、私が勧めたら、妻をこのようにしたのは私なのに、自分で解決しようとせずに他者を頼るのか、と言われてしまい。
八方塞がりです。
どなたか、似たようなご経験の方がいらっしゃればお話を聞きたいです。