おおさやさんは半年ほど前に現在の職場に転職されてきたとのこと。 はじめの頃は不安が大きく、出勤前に涙が出てきたりもしていたけれど、少しずつ慣れてきた頃のようです。 お仕事自体は忙しく体力的にもきつい一方で、職場の人間関係には恵まれていらっしゃるご様子。 ただ、今のお仕事を始めて半年たった今でも仕事をなかなか覚えられないこと、完全に自立できていないことから周りから悪く思われているのではないかといった不安も抱えていらっしゃるようです。 そんなご自分のことがつらくなり、転職当初とはまた違った理由でお仕事に行くのがつらく感じられているのですね。 こうした想いは逃げ癖だったり甘えなのではないかと思う一方で、消えてしまいたくなるほど追い詰められたお気持ちになることもあるとのこと。 かなりギリギリの状態で頑張られていらっしゃるように思います。 そのようなつらい想いを抱えずに、心からやりがいを感じられて、働くことが楽しいと感じられる仕事はあるのかどうか、ということでお悩みのようです。

新しい職場に入っていくというのは、とても大きなエネルギーのいることですよね。 初めて会う同僚たち、新しく覚えなくてはならない沢山のお仕事、どこに何があるかといった細かいことのひとつひとつまでもがストレスとなりうる要因です。 おおさやさんはそうした最初のストレスには涙を堪えながらもなんとか耐え抜き、ようやく半年が経過したところといったご様子。 職場には良い人が多いと書かれていらっしゃるので、人間関係でストレスを抱えることはあまりないようで安心しましたが、お仕事は覚えることが多く大変なご様子が窺えます。 以前ご投稿いただいたものも拝見しましたが、医療関係のお仕事をされているとのことで、覚えることの多さだけでなく、技術的な難しさなどできるようにならなければならないことは多岐にわたるのではないかと想像します。 そうした複雑なお仕事をされているとなると、慣れるのにもそれなりにお時間がかかりそうですが、おおさやさんは早く仕事を覚えたい、自立して動けるようになりたいといった想いを抱えられていらっしゃるのですね。 きっとそれだけおおさやさんご自身のプロ意識だったり、まわりの手を止めることへの躊躇いといったお気持ちが強いのではないかと推察します。 陰で悪口を言われているのではないか、このまま消えてしまいたいという想いの背後には、おおさやさんのどんなお気持ちが隠れていらっしゃるでしょうか。 自分一人でできるようにならなければいけない、まわりに頼ってばかりいてはいけない、といった想いがご自分への批判的な想いに繋がっているように感じられます。

もし、今の職場におおさやさんのように新しく人が入ってきたら、おおさやさんはどんな風に感じられますか？ いろいろと教えるのは面倒だな、早く一人前になってよ、とどの程度思うでしょうか？ もちろんそんな気持ちもゼロではないかもしれません。 実際にご自身の作業の手を止めなくてはいけなかったり、一からいろいろなことを教えるというのには多少のわずらわしさもあるでしょう。 しかし、同時にその方が早く職場に慣れてくれるよう応援するようなお気持ちも抱くのではないでしょうか。 おおさやさんご自身も、今の職場に入られてこの半年間、まわりの方に支えられてだいぶ慣れていらっしゃったご様子。 できることもおおさやさんの理想通りとはいかなくても、少しずつ増えてきているのですよね。 きっと、もう一人おおさやさんがいらっしゃったとしたら、そうやって日々仕事に取組み成長されているご自分のことを見て、よく頑張っているな、かなり慣れてきてくださっているな、というように感じられるのではないでしょうか。 人は自分自身に対して、他人に対してよりもより厳しい目を向けてしまいやすいと言われています。 そしてそうした批判的な想いが、自分のことを追い詰め、ネガティブな想像を生み出してしまったり、生きづらい感情を招きやすくしてしまいます。 お仕事内容自体に楽しさを見出せない、やりがいを感じられない場合には、新たな職場を検討するのも良いでしょう。 しかし、まずご自分に対する批判的な想いを一度止めてみて、よく頑張られているご自身のことを労う気持ちを持ってみてはいかがでしょうか。 そのためには、本当につらいときには無理せずお休みすることも大切です。 ご自分のことを追い詰めず、疲れたら休んだり、息抜きをしたりしながら、少しでも楽しみを見出していけるといいですね。

ついネガティブな想いが湧いてきてしまう、こうでなきゃと考えてしまうといった体験の裏には、その方の根底にあるスキーマだったり自動思考が作用しています。それらを一人で探っていくのは大変な作業ですし限界もあるものです。 カウンセリングではそうした想いに耳を傾けながら、どうしたら今あるつらい想いを軽くしていけるかを一緒に考えさせていただきます。 もしよければお気軽にご利用ください。 おおさやさんが今より少しでも軽いお気持ちでお仕事に向かっていけるようになることを、陰ながら応援しております。