２年付き合っている彼氏が、自分の誕生日の日に、別の女性と同伴していたことを知って悲しくなった。 その気持ちを伝えると、「俺もやだな」と返され、さらに「20年やってきたことをやめろというのか」と逆に責められたような返答をされた。 それ以降、彼氏の態度は冷たくなり、自分の気持ちを否定されたような、納得できない苦しさを抱えている。

このお悩みには、いくつかの心の揺らぎが重なっていると思います。 「恋人として大切にされていない」と感じた寂しさ 気持ちを伝えたのに、共感されなかった悲しさ さらに相手から“責め返された”ことによる傷つきと混乱 「自分が間違っているの？」という自己否定 本来、恋人との関係は「気持ちを分かち合える」「大切にし合える」安心感が土台にあることが理想です。 その関係の中で、「やだ」と思ったことを素直に伝えたのに、否定されたり、冷たくされたりすることは、心に深い孤独を生む体験です。 「彼に合わせなきゃ」「20年の習慣なら仕方ないのかな」と思おうとしても、心がついていかない… それはたつのおとしこさんが、自分を大切にしようとする力を持っている証です。

ここで大事なのは、「彼のやり方に自分を無理に合わせること」ではなく、「自分がどう感じて、どう生きたいか」を丁寧に見つめ直すことです。 ◎ステップ1：「自分の気持ちは間違っていない」と確かめる 恋人が、自分の誕生日に他の女性と同伴していたら―― 傷つくのは当然です。 その状況で「なんで私より、他の人と過ごすの？」と思ってしまうのは、ごく当たり前の感情です。 その“やだな”という気持ちは、たつのおとしこさんが「大切にされたい」という健全な願いから来るものです。 だから、まずは「私が間違っているわけじゃない」と、自分の心を守ってください。 ◎ステップ2：相手との関係を「対等な目線」で見直す 恋愛は“どちらか一方が我慢するもの”ではありません。 たとえ「20年の習慣」だったとしても、「私はそれがつらい」と伝えることは、我慢ではなく“関係を大事にしたい”という想いの表現です。 それに対して真剣に向き合ってもらえないとしたら、それは、たつのおとしこさんの気持ちが軽んじられているということかもしれません。 ◎ステップ3：今の自分に優しい選択をしてみる すぐに関係をどうこうする必要はありません。 でも、「自分がどうされると嬉しいのか」「どんな関係なら安心できるのか」を、少しずつ言葉にしてみると、心の整理がついてきます。 そのうえで、もし必要であれば距離を取ることも、「自分を大切にするための選択」として考えて大丈夫です。

このような“感情の行き場のなさ”や、“自分の感覚が否定されたときの混乱”に直面したとき、カウンセリングはとても心強い味方になります。 ・自分の気持ちを安心して吐き出せる場所ができる ・「私が悪いの？」という疑いから自由になれる ・相手にどう伝えるか、距離をどう取るかを整理できる ・恋愛における「自分らしさ」や「幸せの軸」を再発見できる “こんなことで悩んでる私がダメなのかも”と思ってしまいがちな時こそ、自分の心の声を大切にするプロセスが、再スタートの力になります。 最後に。 「許せる女性っているの？」という、たつのおとしこさんの問いには、私からこうお答えします。 ――あなたが「許せない」と感じたなら、それが“あなたの正解”です。 恋愛に“こうあるべき”なんて形はありません。 あるのは、あなたの「大切にされたい」という想い。 その気持ちにフタをせず、自分を裏切らないことこそが、何よりも尊いんです。 たつのおとしこさんがこれから先、ありのままの自分を愛し、同じようにあなたを大切にしてくれる人と過ごせますように。 どうか、自分の気持ちに優しくいてあげてくださいね。