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のはるか
2ヶ月前
別れられない
回避依存の彼と別れられません。 私は一応安定型ではありますが、彼といると依存的になってしまい、彼に一方的に別れを伝えられ、突き放されるたび依存的になり無理に引き留めて別れられません。 頭では彼とは離れたほうが自分のためになるとわかっているのですが 心が離れたくなくなってしまいます。 自分が弱いことはわかっていますが、どうすればいいのかわかりません。
トラウマ
不安定_躁うつ
不安
ストレス
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佐藤 真紀 さんの専門回答
2日前
「頭では彼とは離れたほうが自分のためになるとわかっているが 心が離れたくない」
#ストレス #トラウマ #不安定_躁うつ #不安
のはるかさん、こんにちは。 カウンセラー/公認心理師の佐藤真紀と申します。 のはるかさんのメッセージ、しっかりと読ませていただきました。 「どうしたらいいのかわからない」「誰にどう伝えたらいいのかもわからない」 そのような混乱と不安の中、それでも勇気を出して言葉にしてくれたこと、ありがとうございます。 今、とてもつらい状況の中にいるのですね。 食べられない、涙が止まらない、気分が落ちてしまう……それなのに、周りから理解されずに余計に苦しくなってしまったこと、本当によく頑張ってきましたね
[今回の悩み]
回避依存傾向のある彼に、何度も一方的に別れを告げられては突き放されている。 本当は別れたほうがいいとわかっているのに、そのたびに不安が強くなり、彼に依存するようになってしまい、どうしても別れられない。 安定型の自分でも、彼との関係においては不安定になってしまい、今後どうすればいいのかわからず、苦しんでいる。
[悩みの原因・分析]
この悩みの中には、いくつかの深い「心の動き」が絡んでいます。 ◆依存になってしまうのはなぜ? 彼の「近づいてきたと思ったら離れる」という態度が、のはるかさんの不安や恐れを強く刺激している可能性があります。 「愛された」「でもまた離れるかもしれない」―― この“ジェットコースターのような愛”に、心が振り回され、執着や恐怖心が増していきます。 ◆安定型なのに不安定になるのはおかしい? いいえ、まったくおかしくありません。 人は誰でも、相手によって“愛着のパターン”が変わることがあります。 特に、相手が「近づくのが怖い」「でも孤独も怖い」といった“回避型”の場合、のはるかさんの中の「見捨てられたくない気持ち」が強く刺激され、依存的になってしまうのです。 ◆「離れたほうがいい」と頭では分かっているのに離れられないのはなぜ? それは、“痛みから自分を守ろうとする本能”が働いているから。 「別れたらもっとつらくなる」「今この関係を手放したら、私は空っぽになってしまうかも」―― そんな深い心の防衛反応が、のはるかさんの中で起きているのです。
[やってみましょう!]
今ののはるかさんに必要なのは、「依存をやめなきゃ」と無理に心を切り離すことではなく、 「自分の気持ちをやさしく整理すること」と「安心を自分の中に少しずつ育てていくこと」です。 ◎ステップ1:自分の気持ちを“肯定”からはじめる まずは 「私は彼のことが好き。だから不安になる」 「離れたいけど、離れたくない」 その矛盾する気持ちを、そのまま認めてあげてください。 どちらも“のはるかさん自身の本音”で、どちらも間違いではありません。 ◎ステップ2:「引き留めたあとに、自分がどうなるか」に目を向ける 彼を引き留めたあと、のはるかさんの心はどう感じていますか? ・ほっとする? ・不安がまた出てくる? ・後悔してしまう? この“引き留めた後の自分の感情”に目を向けると、「自分は何を求めているのか」が少しずつ見えてきます。 ◎ステップ3:「私がどう在りたいか」を描いてみる 「彼にどうしてほしいか」よりも、 「私はどんな恋愛をしたい?」 「安心できる関係って、どんな感じ?」 という視点で、理想の自分の姿や関係性を少しずつ描いてみてください。 その視点が、のはるかさん自身の軸を取り戻す手がかりになります。
このような「頭と心がバラバラになっているような状態」のとき、カウンセリングはとても力になります。 ・自分の中の混乱を、一緒に話しながら整理できる ・愛着パターンや依存心の仕組みが、わかりやすく見えてくる ・「別れるかどうか」ではなく、「私は何を大事にしたいか」を一緒に探せる ・“自分軸”を育て、安心を外からでなく内側から感じられるようになる 感情は、ゆっくり整理すれば、かならず落ち着いてきます。 ひとりでは難しくても、誰かと一緒に向き合えば、必ず心の中に“安心して戻ってくる場所”がつくれます。 のはるかさんが今、彼にしがみついてしまうのは、弱さではありません。 それは、「私は、愛を失いたくない」というとてもまっすぐな気持ちのあらわれです。 でもどうか思い出してください。 本当に大切な人の隣には、“無理をしてまで立つ”必要はありません。 もちろん、自己犠牲ばかりを払うこともありません。 あなたが「あなたらしくいられる関係」を築ける場所が、きっとこの先にあります。 今すぐ答えが出なくても大丈夫です。 少しずつ、自分の本音をやさしく抱きしめながら、「本当に望んでいるもの」に気づいていけますように。