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恋愛
コーヒー豆_レベル._アイコン.380000km
3ヶ月前
パートナーへの試し行為がやめられない
パートナーへの試し行為がやめられません。 婚約しているのですが、「私のこと好き?」「こんなことして嫌いになった?」などの質問をずっとしてしまいます。特に何が不安というわけもないのに。いや、不安なんでしょうか。何が不安なのか自分でもはっきりしません。 愛されていることは信用しています。でももしかしたらドッキリかもしれないみたいな意味の分からない漠然としたものがあります。いなくなるかもと思っておけば、いなくなった時の痛みが和らぐと思ってるのかな。 対して、 もともと結婚願望はなかったし、1人でも生きていけるし、彼がいなくても私は幸せになれると言い聞かせ続けている部分もあります。 なんだか常に、いなくなる事に対して予防している感じです。 先日ついに、不機嫌で相手を支配しようとするような振る舞いをしました。 このままだと彼との関係が不健全になってしまう。というか、すでに不健全な気がします。 堂々と彼の隣に立ちたいです。 彼はめちゃくちゃストイックで、人を惹きつけ人です。 私自身がつよく自分を持っていないと、私はただの「彼の彼女」としか扱われない事があります。その怖さや、それでも彼の隣にいたい傲慢さや、いろんなものとどう折り合いをつければいいのか分かりません。 もともと依存傾向は強いのですが、まさか婚約してくれてまでまだ発症すると思っていませんでした。 何から治せばいいのか分かりません。 まとまりのない文章ですみません。
不安
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専門家プロフィール
佐藤 真紀 さんの専門回答
4日前
「パートナーへの試し行為がやめられない」について
#不安 #恋愛 #ストレス #パートナーシップ
380000kmさん、こんにちは。 カウンセラー/公認心理師の佐藤真紀と申します。 380000kmさんの投稿を拝見しながら、何度も「その気持ち、わかるような気がする」と心の中でつぶやいていました。 言葉にしづらい感情の渦の中で、それでも逃げずに自分を見つめようとしている、その強さと優しさに、私は心を打たれました。 誰かを心から好きになるということは、とても素敵なこと。 でも同時に、「失いたくない」「嫌われたくない」という、恐れや不安も生まれてきますよね。 まずはその感情を、弱さではな
[今回の悩み]
婚約中のパートナーとの関係において、つい「私のこと好き?」「嫌いになった?」といった“確認”や“試し”のような言動を繰り返してしまう。 明確な不安があるわけではないのに、心が常に「いなくなるかもしれない」「期待しすぎて傷つかないようにしたい」というような感覚で自分を防衛している。 先日、不機嫌さを通じて相手をコントロールするような行動を取ってしまい、このままでは関係が不健全になると強く感じている。 堂々と彼の隣に立ちたいのに、自分に自信が持てず、「彼の彼女」という立場に埋もれてしまいそうな恐怖と、彼に依存的な自分への戸惑いを抱えている。
[悩みの原因・分析]
このお悩みの背景には、いくつもの大切な感情が交差しているように見えます。 深く愛しているからこその「失う怖さ」 「自分が選ばれた」ことへの信じがたさ 自立したい気持ちと、寄りかかりたい気持ちのせめぎ合い 相手に価値があるほど、自分の価値が問われてしまうような感覚 これはいわゆる「愛着不安」とも関連し、特に過去に人間関係の中で安心感を得にくかった方が、愛情関係の中で「確認せずにはいられない」「先に備えて痛みを小さくしたい」といった心の防衛反応を持ちやすくなります。 でも、それは“壊したい”からではなく「大切にしたいからこそ怖い」という、心の矛盾の産物でもあります。 だからまず、その反応を「ダメな自分」と捉えるのではなく、「心が守ろうとしてくれてるんだね」と認めてあげることが、自分の中の変化のはじまりになります。
[やってみましょう!]
このような“不安のゆれ”から自由になるためには、「自分の内側を落ち着かせること」と「パートナーとの関係を対等に育てる視点」の両方が大切です。 ◎ステップ1:「確認したくなる自分」を責めない “試し行為”の奥には「安心したい」という願いがあります。 それを否定せず、「私、怖いんだね」と自分の感情に気づいてあげるだけでも、自分の内側にあたたかさが戻ってきます。 ◎ステップ2:質問の代わりに「自分から愛を示す」 「好き?」「嫌いになった?」と聞きたくなったときに、「私はあなたのこと、今こういう風に思ってるよ」と“伝える側”に回ってみる。 相手を試すのではなく、自分の想いを丁寧に伝える習慣は、関係の土台をより強くします。 ◎ステップ3:「私はどうありたいか」に目を向ける 「彼の彼女」ではなく、「私としてどう在りたいか」。 ・彼の隣で、どういう姿でいたいのか ・自分にとって“自信”とはどんな状態なのか を、言葉にしていくことで、“彼の価値に合わせる自分”から、“自分の価値で関係を築く自分”に変わっていく感覚が育っていきます。
今回のように「頭ではわかっているけれど心が揺れてしまう」「自分の感情の奥がうまく整理できない」というとき、カウンセリングはとても心強い味方になります。 ・心の中で絡まった思いを、少しずつほどいていく ・「依存」と「つながり」の違いを理解し、自分の距離感を取り戻す ・“堂々と彼の隣に立てる自分”を一緒に探す ・自分の中にある「愛する力」と「自立する力」を育てる そのプロセスを丁寧に積み重ねることで、恋愛関係だけでなく、自分との関係にも深い信頼が生まれていきます。 380000kmさんの中には、「愛されたい」も「愛したい」も、どちらもまっすぐに存在しているように思います。 そしてその両方に、まったく恥ずかしいことも、間違ったこともありません。 ただ、心が少し疲れていたり、過去の不安がよみがえる時、それが“試し”や“不機嫌”というかたちで出てしまうだけ。 だからまずは、自分の感情を「やめなきゃ」ではなく、「よしよし、そう感じるよね」とあたためてあげてください。 “彼の隣に堂々と立つ”という願いは、すでに380000kmさんの中にちゃんと芽生えています。 その芽を、大切に大切に、育てていってくださいね。 私は、380000kmさんのその優しさと強さを、心から信じています。 応援しています!