みゆみゆ11さんの妹さんは自閉スペクトラム症を持っており、この３月に卒業してお仕事を始められる予定のようです。妹さんは気分が不安定な時もあり、今後ご両親がいなくなってみゆみゆ11さんが中心となって支えることになった際、やっていけるのだろうかと不安になってしまうとのことでした。

妹さんは自閉スペクトラム症であることを職場に伝え、サポートを受けながら仕事をするという、いわゆるオープン就労を考えていらっしゃるのですね。今はお仕事を探し中とのことですので、まだ決まってはいない段階ということでしょうか。一般就労ですと条件は一般的な求人と同じですので給与面で安定している一方で、発達的な特性に合ったサポートが受けられず本人にとって負担が大きくなってしまう可能性があります。それに比べてオープン就労ですと本人の特性に合った仕事ができることも多く、周りの理解やサポートが受けられるので長く続けられるというメリットがあります。妹さんの状態に合った、素敵な職場が見つかると良いですね。

投稿からは、妹さんを支えていくことに対する不安な気持ち、そしてご家族を思う優しい気持ちが伝わってきました。きっと小さい頃からお姉さんとして、時に不安定な面もある妹さんのことで我慢したこともたくさんあっただろうし、その対応にあたるご両親に気を遣うこともたくさんあったのだろうと思います。十分頑張ってきたと思いますので、妹さんの将来については、どうぞお一人で背負い込むことのないようにしてほしいと思います。介護やサポートというのは、サポートする側に負担が大きくなってしまうと長続きせず、結果としてサポートを受ける側にとっても不利益になることがあります。無理のない形で支えていけるように、頼れる相談先をたくさん見つけておけると良いですね。 ご家族思いのみゆみゆ11さんですので、いずれは自分がしっかり支えていかなきゃ、という責任感の強さから、余計に自分を追い込んでしまっているかもしれません。でも、いざご自分が妹さんを支える立場になった際には、お一人で何でもやろうとしないことです。オープン就労を選択するのでしたら職場の担当の方とも連携ができるかもしれませんし、通院先があれば通院に付き添って主治医にアドバイスを求めることもできます。また、地域の発達障害者支援センターや、介護が必要になった時には地域包括支援センター等でも相談ができます。是非、色々な相談先を確保して、無理のない体制を整えていけると良いかと思います。 また、不安な気持ちというのは、やるべきことが明確でなく分からない状態だと、余計に大きくなってしまいます。ご不安な気持ちが大きいようでしたら、まずはご両親に妹さんの状態をしっかりと聞き、日常生活でどんなことに気をつければ良いのか、どんなサポートが必要なのか、将来的に自分はどこまですれば良いのかというのをある程度明確にしておくと良いと思います。自閉スペクトラムについては人によって程度やその特性の出方も様々ですので一概には言えませんが、自分に合った環境で安心して過ごすことができると、気分も落ち着いて周囲の困り事も減る場合が多いです。まずは就労先で安心した環境を整えていけることが、大切かもしれませんね。その上で、将来的に自分がどこまで関わる必要があるのかをご両親に聞いておくと、不安が少し軽減されるのではないでしょうか。

ご自身の不安な気持ちや妹さんの状態について、専門家に相談したいということがあれば、よろしければこちらのカウンセリングの利用も検討してみてくださいね。発達障害というのは得意と不得意の差が大きいために日常生活での困り事を抱えることもありますが、環境を整えていくことでその症状も軽減することができるし、特性をプラスに変えていける可能性もあります。過度に不安になり過ぎることなく、色々な場所に相談しながら、対応を考えていってください。 どうぞご無理のありませんように、くれぐれもご自愛ください。