お話の詳細
仕事関係
コーヒー豆_レベル._アイコン.polarnatt
7ヶ月前
過食がとまらない
どうすれば 治るのだろうか 4年前、元職場でのパワハラが酷く、その時に負った精神的ダメージを緩和したいために 紅茶やコーヒーを大量に飲むようになった 仕事の帰りに 高級な紅茶や希少なコーヒーを購入し、飲んでは 仕事の間や帰宅後に大量に飲むようになった その後 転職し、次は食事をする量が格段に増えた 職場内の人間関係トラブルに巻き込まれ、ひたすら紅茶やコーヒーを飲むに加え、食事量が増え続けた その後、体調不良を起こし、退職後、現職においても 食事量は増えた 四六時中、仕事のことや将来のこと、自己研鑽の勉強のことが 頭から離れないからかも知れない 時々、人と目を合わせられなくなるほど、コミュニケーションが苦手になることもある オフィスで誰かが誰かの話をしている時、自分の悪口を言われていると錯覚することもある そしてとまらない過食 昼食、帰宅後、夜ご飯 とんでもない量の食事と飲み物を飲む 家族にも少し引かれてしまうレベル ネットで原因を検索したら、ストレスや抑うつ、うつの手前や適応障害などの病気が出てくる 辛い どうしたら良いのか分からない
ストレス適応障害パニック無気力抑うつ不安定_躁うつ仕事うつ辛い強迫観念不眠症妄想キャリア不安トラウマパワハラ過食
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専門家プロフィール
内田 朋加 さんの専門回答
7ヶ月前
頑張りすぎてバランスを失ってしまっているようです。少し”今ここ”に目を向けてみませんか?
#マインドフルネス #マインドフルネスイーティング #ストレス
polarnattさん、はじめまして。 臨床心理士・公認心理師の内田といいます。 ストレス、抑うつ感からくる過食、なんとか止めたいですよね。 少しでもお力になれればと思い、コメントさせていただきます。
[今回の悩み]
polarnattさんは4年前にいた職場でひどいパワハラがあり、高級な紅茶やコーヒーを買って飲むことでその精神的ダメージを緩和されてきたのですね。 その後転職されたものの、今度は職場の人間関係トラブルに巻き込まれてしまい、紅茶、コーヒーに加えて食事量が増えていった。 体調不良から退職され、現在はまた別の職場にいらっしゃるものの、食事量は増加しているとのこと。 ご自身について内省してみると、四六時中、仕事や将来のこと、ご自身の研鑽、勉強のことが頭から離れないことが、それらの行動に結びついているように感じられているのですね。 また、時々人と目を合わせるのも難しく、コミュニケーションが苦手になってしまったり、他の方の会話が自分に対する悪口に思えてしまうこともあるのですね。 ネットで調べてみると、ストレスや抑うつ、うつの手前や適応障害との結果が出てきたとのこと。 しかしどうしたらいいのかわからず、こちらにご投稿くださったのですね。
[悩みの原因・分析]
ご投稿内容から、polarnattさんは非常に努力家で、どの職場でもきっと常に全力を尽くしてお仕事に向き合われてきたのかなということを想像いたしました。 そして4年前の職場におけるパワハラに対しても、紅茶やコーヒーという形でご自身の受けたストレスを緩和させるなど、上手にストレスと向き合うことが出来ていたように感じます。このストレスに対する人それぞれがもつ対処法のことを「ストレスコーピング」と言ったりするのですが、polarnattさんの場合、高級な紅茶や希少なコーヒーを買って飲むことが大切なコーピングの一つだったのですね。 しかし、どうもそれだけではpolarnattさんが抱えるストレスに対処しきれなくなってきてしまったようです。 転職という形で、パワハラのひどい職場からは外れることが出来たけれども、今度は次の職場での人間関係のトラブルに巻き込まれてしまった。 そこでも紅茶やコーヒーというコーピングがpolarnattさんのストレス緩和にいくらかは役に立っていたのかと思いますが、それだけでは足りず、今度は食事量が増えるようになってしまったようです。 コーピングというのは、一つではなくいくつか持っておくといいといわれています。 それは、ずっと同じコーピングでは、人の脳も慣れてきてだんだんとストレス緩和という効果が減じてしまう可能性があったり、時と場合によってはそのコーピング手段が適切に行えないこともあるからです。 polarnattさんは常にお仕事やお勉強のことが頭にあると書かれているように、きっと日々お忙しく、さっと口に入れられる飲食という形でのコーピングは手軽で取り入れやすいものだったのだと思います。 しかし、ストレスにさらされている期間が長引くにつれて、初めは効果的であった紅茶やコーヒーの効果も、とにかく飲めばいい、といったように漫然と対処するような形になってしまって、あまり効果的ではなくなってきてしまったのでしょう。 また、強いストレスを感じると、満腹中枢の機能が落ちてしまい、食欲を抑制しにくくなってしまうともいわれています。 polarnattさんの場合、ストレスコーピングの一つである「食べる」という行動が、ストレスの大きさに対してうまく機能できなくなってしまい、その食事量がどんどん増えていってしまったのではないかと推測されます。 コミュニケーションがときどき苦手になってしまう、というのも、ストレスが強すぎて、polarnattさんの心が疲弊してしまっていることからくるのではないかと思われます。 心が疲弊すると、人は悲観的になり、ときにpolarnattさんのように被害的なイメージを抱きやすくなってしまうものです。
[やってみましょう!]
高級な紅茶や希少なコーヒー、きっととても香り豊かで、味わい深いものなのでしょうね。 私もコーヒーや紅茶が好きですし、疲れたときに淹れて飲むコーヒーに癒されます。 polarnattさんも、はじめはきっとこうした紅茶やコーヒーの特徴に癒され、ストレスを和らげていたのではないでしょうか?☕ そして今現在、その紅茶やコーヒーに対して初めのころ感じられていた癒しのパワーは感じることができているでしょうか? お食事に対しても同じです。食事量がご家族が引くほどに増えてしまっている、とのことでしたが、口に入れるもの一つ一つをしっかりと味わうことはできていますか? マインドフルネスイーティングという言葉を聞いたことがあるでしょうか。 polarnattさんだけでなく、現代を生きる多くの方が、とにかく忙しくて、何を口に入れているのかもよく把握せずに漫然と食事をとってしまいがちです。 しかし、それでは満腹感は得にくいですし、満腹を感じられても、なんだか心は満たされていないまま食事を終えてしまうことが多くなっています。 マインドフルネスというのは、「今、ここ」にある自分の心の状態をあるがままに受け止めて感じることなのですが、マインドフルネスイーティングというのは、そのマインドフルネスを食事にも生かす手法です。 よく用いられるワークでは、レーズンを1粒用意して、まずはじっくりとその形、見た目を観察する、手触りや香りを感じてみることから始めます。 そして口に入れたらすぐには噛まず、まずはゆっくりと舌の上で転がしてみて、その感触を感じてみる。 …そんな風に、普段何気なく行っている「食べる」という行為を、一つ一つ丁寧に、じっくりと観察しながら行うのです。 そうすることで、ただお腹をいっぱいにする、のではなく、ちゃんと目で、鼻で、舌で感じながら口に入れるという行為が、心にも満足感を与えてくれて、ストレスによってうまく機能しなくなっている満腹中枢に対してもよい効果が得られると考えられています。 polarnattさんにとって、紅茶やコーヒーは、もともとそんな風に感じられてストレスに対しても効果のあるものだったのではないかと推測します。 お忙しい毎日の中で、ちょっと意識を”今ここ”の紅茶やコーヒーだけに向けてみる、そうすることで、頭の中をいっぱいにしていた仕事や勉強のことから少しだけ心が切り替わり、また次の作業へと進んでいくことができるのではないでしょうか。 そして、何よりも、毎日頑張っていらっしゃるご自身のことを労わる時間を1日のどこかに作ってあげてください。 お仕事やご自身の研鑽について、全力で取り組まれるのは素晴らしいことですし、誰にでもできることではありません。 しかし、そのご自身が倒れてしまったら元も子もないですよね。 ときどき休憩をしながら、ほどよいバランスを見つけていけることを願っています。
ご投稿いただいた内容から、思いついたことを書き連ねてしまいましたが、何か少しでもお役に立つことがあれば嬉しく思います。 頑張りすぎて疲れたとき、ちょっと愚痴をこぼしたいとき、もしくはマインドフルネスについてもっと詳しく知りたいということでも構いません。 ご興味が湧きましたら、いつでもお気軽にカウンセリングも利用してみてください。 polarnattさんが再び健康的な心のバランスを取り戻せますことを、陰ながら応援しております。