承認欲求=他者承認ではない。
むしろ、他人に自分の承認を求めることで、寂しさ、虚しさ、自己否定にいつまでも囚われることになる。
第一、他者承認欲求には終わりがない。
他人に褒められ(認められ)た束の間の満足感、自己肯定は、穴の空いたコップに水が入るようにあっという間に空になる。
空っぽになってしまったその心の寂しさを満たすために、また他者へ求める。厄介なのが、それが満たされるラインは満たされるたび高くなっていくこと。今の承認じゃ足りなくなる。もっと刺激を欲するようになる。
人に依存して、その人に離れられないように束縛したり、過度に相手に合わせたりする。
不安で孤独な心を満たしてもらうために相手に求めるけど、結局は不安、孤独のまま、マイナスの感情が溜まっていくという矛盾にハマってしまう。
他者中心の生き方で苦しんでいた。
自分で自分を認めてあげること、これが自己否定、寂しさから抜け出すのに必要不可欠。他者承認ではなく、自己承認してあげる。
私は他者承認で満たすことでしか自分を満たせないと思っていた。他人より優れていても、自分より優れている人を見てしまう。常に自己否定で、自信がない。
周りの期待にこたえるために努力した。いつのまにか心は空っぽになっていた。
別に何かがずば抜けて優れていなきゃいけないんじゃない。本当の気持ちを押し込めて普通になる必要なんてない。
ただ、今の自分の感情に気づいてあげる。そして、疲れたんだね。寂しいんだね。と優しい声をかけてあげる。
あとは、リラックスしたり、ポジティブな気持ちに敏感になること。そしてその時には、自分を愛しているんだと実感すること。
深呼吸はベタだけど、やっぱり大切。正直なめてた。ゆっくり息を吸って、ちょっと止めてから力が抜けていくのを感じながら吐く。これをやってみるだけでも、自分を受け入れられる。
読んだ本は「誰にも言えない「さみしさ」がすっきり消える本」です。
まだ読んですぐだけど、自分を少しずつ認められるようになってきて、今までの苦しさのほとんどが他者中心の考え方をしていたからなんだと分かった。
自信を持ちたい。もう嫉妬したくない。周りと比べて、死ぬ気で努力した自分を全否定したくない。
きっと他者中心から抜け出すことで、今まで周りに適応して、周りが言う普通に染めてきた自分から抜け出せる。自分らしさ、本当に好きなもの、したいことに気づける気がする。