お話の詳細
自由
コーヒー豆_レベル._アイコン.hana626
2年前
♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡ ♡ショートストーリー♡ ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡ 【鈴虫】 「ねぇ、ママ。」 淳子の息子、陸が保育園から帰ってきて言う。 「しぬって、なあに?」 どこで聞いたのだろう。淳子は、料理していた手を止め 「消えてなくなることよ。ママが死んだら陸には会えなくなるのよ。」 「えっ……ずっと?」 「ずっとよ、ずっと会えないの。」 淳子はそう言って、「鈴虫を飼おうか。」 と提案した。 「かう、かう!」 陸は嬉しそうに笑った。 鈴虫は、すぅーすぅーと鳴いているようだ。りんごやナスをエサにあげた。 夏の暑い日差しをカーテンで隠した。 2ヶ月後、飼っていた鈴虫ぜんぶが死んだ。鈴虫は、寿命が短いのだ。 陸はそれを見て、「しんじゃったの?」と言った。「そうよ、動かないでしょう。」 陸は分かった。「しぬ」という意味を。 「お庭にうめてあげる!」と、かけていった。 その1年後、おじいちゃんが亡くなった。 動かず箱の中に入っているおじいちゃんを見て、陸は「しんじゃったんだね。もう会えないんだね。」と言って泣いた。 鈴虫を飼った経験は良かったと思う。 淳子は陸が泣いている背中をさすって、 お別れの言葉を言おうね、と言った。 「おじいちゃん、だいすきだったよ。天国にいってね。」 〜終わり〜
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hana626 (投稿者)
2年前
@!e2cda52c168af44fa4c コメントありがとうございます♡命の大切さを表現してみました。
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hana626 (投稿者)
2年前
@!e2cda52c168af44fa4c ありがとうございます♡子供ちゃんは、虫やメダカで命の大切さを学んでいます。最近はカブトムシが飼いたいと言い出しました。 亡くなられた御二方きっと傍で見守って下さっていると思いますよ🍀こちらこそ、ありがとうございました🍀