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自由
コーヒー豆_レベル._アイコン.chiri
3年前
私は漫画、アニメ、ゲームが好きだった。 いわゆるオタクだ。 といっても、深く追求するようなオタクではなく、好きなものをさらっとふれて満足する、中途半端なオタクだった。 昔はアニメみるだけで、オタクキモいだからね。隠してた(笑) それでもバレたら、ざっくり要約すると女子のくせにって、同級生に馬鹿にされた。小学生のとき、ついうっかり口が滑って、危うくいつもの主犯からいじめがはじまりそうになったこともあった。 特に母は好きなものを否定しまくった。 私はポケモンが大好きだった。 シリーズ通してゲームをプレイするほどだった。 高校生のとき、母の友人宅にお呼ばれした。 そこで、「この子、高校生のくせにポケモンが好きなんだよ!」と大声で周りにいた人へ言って、私を馬鹿にした。 泣きそうになったけど、一点を見つめて頑張ってガマンした。 そのときいた、友人さんの娘さん(私よりお姉さん)が気を使ってくれたのかフォローしてくれた。あれは救われたな。今も感謝してる。 私が高校生のとき、同級生はプレイしていた。談笑する彼女たちをみて、私ばかりなんでこんなに言われなければならないんだろうと、悲しくて仕方なかった。 しかも母親から馬鹿にされたから特段つらかったなぁ。なんだか自分を否定された感じだった。いや、彼女(母)はいつもそうだわ。父は馬鹿にしなかったのにね。 個人的な考えなんだけど 好きなもの〓人生、自分、自分の一部 でもある気がする。 それを否定された。 この時を境に心が折れてやっていない。 辛い気持ちを思い出すし、母の言うとおりにならなければならなかったから。気に入られようとしてたんだよね。そんなの無駄なのに。そんなことしても、母はなんとも思ってないのにね。ホント馬鹿。 TwitterやYouTubeで、同年代だったり私よりも年上の方がゲーム、推しのかわいいグッズを集めていているのを見ると、楽しい、目の保養になる反面つらくてつらくて…。 同年代の方や年上の方が「これ好き!」「これ手に入れた!」「このアニメ最高!」って発信しているのも、「いいねっ!」と思う傍ら、どうして私は…となってしまう。 つまるところ悔しいみたいで、嫉妬をしてしまうし、めちゃくちゃ羨ましい(苦笑)母の罪は本当に重い。 もしかしたら、その人も他人に理解されず、辛い思いをして耐えながらも推してきた勇者かもしれないのにね。 私は自分の生きがいになり得たであろう好きなものを、無理やりもぎとられてしまった。自分から手放しちゃった。 自分は好きなものに興味がなくなっちゃった。というよりも、やる気力がない。 ネガティブな感情を消そうと、好きだったゲームに手を出しても集中できなくなった。 てか起動までがおっくう。 気になるアニメを録画していても、再生ボタンすら押す気力もでない。ただ眺めるだけなはずなのに、気が進まなくなった。大河もこれ。どんどん溜まっていってる。 おそらく、絵の細かい部分、演出、着物、舞台の細部を見たい、咀嚼したいと思ってるからだと思う。 そして、結局視聴することなく、全部消去する。(大河に関してだけは何とか視聴してる) その時の虚しさよ。 現代を舞台にしたドラマや映画はみれるのにね。たぶん、私が今を生きているから、細部を見なくても問題ないと考えてるのかな。なんにも考えず、ぼーっと眺めるだけ、聴きながすだけで充分なんだろう。 わたしはもう、そういったコンテンツに興味、関心がわかない。 今後、手をつけることもないだろう。 今はいい時代だ。 好きなものを否定される率が低くなったように思う。 SNSの普及で、世間に理解が広まっているおかげだね。 それでも気に食わず、勝手に嫌悪や否定してくる奴らはまだまだいる。 だけど(細かい部分は省きますが)そいつらは間違ってるみたいな議論が各方面にされていて、正直うれしくなる。 好きなものを好きっ!て言える人は、とても素敵だ。なんだかキラキラしてる。尊敬の念も抱く。そのまま貫いて好きって言い続けてほしいなと心より願ってる。 今もこれからも、好きなもの、大事にしているもの、大切な気持ちを他者から馬鹿にされて悲しむ子が、ひとりでも多くでませんように。
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tani
3年前
あなたの文章、とっても素敵! 水のように心に染みてきた! もっと読んでみたくなりました。 関係ないコメントをごめんね。 息子のゲーム好きな気持ちを否定する言葉をかけていたなと反省しました。ゲームを好きな事ではなく、時間の使い方だけを心配しているのに。 ちゃんと伝えられるように心を配ろうと思いました。